細胞分裂とは何か? 人間の体はどれくらいで入れ替わる?
細胞は分裂をして増えていく。
人間の体に60兆個あるといわれる細胞は、一部を除いて日々分裂したり、死んだりして入れ替わりが起こっている。
今回は、細胞分裂について人間を例に見ていこう。
目次
細胞分裂とは何か
文字通り、1つの細胞が分裂して2つの細胞になることを細胞分裂という。
病気やケガをするとその部分の細胞は失われたり、死んでしまう。
だが、時間が経つと病気は治ったり、ケガをした部分は新しい皮膚ができたりして再生していく。
では細胞分裂はどこで行われるのだろうか。
実は、細胞分裂は病気をしたりケガをした部分で起こるのではない。
細胞分裂は、分裂組織という場所で起こるのだ。
分裂組織とは、脳(海馬)を含めた全身に分布する細胞分裂の場である。
分裂組織で細胞分裂が起こって新しい細胞が作られ、それが必要な場所(病気やケガによって必要な細胞が失われた場所など)に移動するのである。
細胞周期
1つの細胞が分裂して2つになる(数が2倍になる)までには時間がかかり、この時間を細胞周期という。
細胞周期は、実際に分裂が起こっている分裂期と、分裂が起こっていない休みの時期である間期の繰り返しである。
ただ、休みとは言っても、本当に何もせず休んでいるわけではなく、分裂期に向けた準備が着々とおこなわれている。
間期とは準備期間でもあるのだ。
分裂期以外のS期、G1期、G2期は全て間期である。
S期ではDNAの複製が行われている。
G1期はS期(DNAの複製)の準備期間、G2は実際の細胞分裂に向けての準備期間である。
細胞周期=細胞が分裂している時間ではなく、休みの時間も含むんだね
DNAの複製
DNAの複製とは、1つのDNAから全く同じDNAをコピーして作り、DNAの数を2倍にすることである。
DNAの複製は、細胞分裂の前に行われる。
複製のプロセス
DNAの複製は、まずDNAの二本鎖がほどけることから始まる。
ここで、分かりやすいようにほどけたDNAをそれぞれα、βとしよう。
次にほどけて一本鎖になったDNAに、DNAポリメラーゼという物質が結合する。
DNAポリメラーゼは、まるでDNAをスキャンするようにDNA上を移動し、塩基配列を読み取っていく。
そして読み取った塩基配列に対して相補的なヌクレオチドを結合させていく。
例えば、DNAポリメラーゼはβのほうの塩基配列を「GCATA・・・」と読み取った。
よってポリメラーゼはこの塩基配列に対応するヌクレオチドを持ってくることになる。
αのほうも同様である。
こうして、α、βに対応するヌクレオチドを持ってきて、再度結合させていく。
この作業を終わると、元のDNAの一本鎖と、DNAポリメラーゼによって作られた一本鎖を1組とするDNAが2つできることになる。
このように、DNAの複製は元のDNAが半分残りつつ行われていき、専門用語で半保存的複製という。
なぜ複製をしなければならないのか
もしこの複製が行われないまま細胞分裂がされた場合、1つの細胞が2つになったのに、含まれるDNAが半分になってしまうということになる。
DNAは遺伝子を持っているので、細胞分裂をすればするほど細胞に含まれる遺伝子が2分の1、4分の1・・・と少なくってしまい、最終的に必要な遺伝子が細胞の中に入っていないというおそれがある。
そのため、分裂前にあらかじめDNAの数を2倍にしてから分裂をすることで、これを防いでいるのである。
コラム:人間の体は日々入れ替わる!?
細胞分裂は体の至るところにある分裂組織で起こり、常に細胞が死んだり失われたりしては、新しいものに置き換わっている(新陳代謝)。
では具体的にどれくらいの期間で細胞は全て新しいものに置き換わるのだろうか。
そこでまず確認しておきたいのが、体にある全ての細胞が同時進行で分裂をしているわけではないことと、体の部位によって細胞分裂のペースは異なるということだ。
人間の体には60兆個の細胞があるが、ある細胞は分裂真っ最中である一方で、別の細胞は間期だったり、1つ1つの細胞を見るとその様子はバラバラである。
全体として見ると常に体のどこかしらで細胞分裂が起こっているように見えるのだ。
そのため、ある日パッと細胞が一瞬にして全て入れ替わるのではなく、徐々に入れ替わって新しいものが増えていく。
さらに、体の部位によって細胞分裂のペースも変わってくる。
例えば皮膚など、外部に露出して直接傷がつきやすい場所などでは、細胞分裂が盛んに行われる。
そういった場所では、全ての細胞が新しい細胞に入れ替わってしまうまでの周期も当然短くなる。
以下に、人間の体の部位による細胞の入れ替わりのペースを表にしてみた。
基準となる年齢は成人くらいである。
図はあくまで目安であり、新陳代謝のペースは個人差や、特に年齢が大きく出る。
老化によって新陳代謝が悪くなるのは仕方ないことではあるが、毎日の生活習慣などによっても新陳代謝を活発にすることが可能なので、日ごろの生活には注意したい。
まとめ
- 1つの細胞が分裂して2つの細胞になる(2倍になる)ことを細胞分裂という
- 細胞分裂は、体中に分布している分裂組織という場所で起こる
- 1つの細胞が分裂して2倍になる時間を細胞周期という
- 細胞周期は分裂期とそうでない間期の繰り返しであり、特に間期ではDNAの複製が行われる
- DNAの複製によってDNAの数を2倍にしてから細胞分裂が行われる
- 古くなったりした細胞が新しい細胞に置き換わることを新陳代謝と呼び、体の部位によって細胞の入れ替わりのスピードは異なる
小型で大人しい日淡底物! ツチフキの飼育
日淡の小型の底物として人気を博すツチフキ。
飼育は容易と言われているが、混泳などを考えるとそこまで簡単な魚というわけではないというのが実際飼育している私の感想だ。
今回はツチフキの飼育についてまとめてみた。
目次
基本データ
【種名】
ツチフキ
【学名】
Abbottina rivularis
【英名】
Chinese False Gudgeon
【分類】
コイ目 コイ科 カマツカ亜科 ツチフキ属
【大きさ】
8~10cm程度
【生息地】
日本では近畿以西の本州、国外では朝鮮半島や中国
※日本では移入が進み、関東で見られることも。
【寿命】
2~3年
生態
ツチフキは、水流があまり強くない、淀んだ水域の砂泥底に生息する。
河川の下流域や水田の脇の水路(特に底が泥などになっている場所)を探してみよう。
食性は肉食寄りの雑食性。
繁殖は、雄が産卵のための巣を作り、卵も雄が守る。
似た魚にカマツカという魚がいる。
カマツカはツチフキより大きくなり(20センチを超える)、砂によく潜る。
口もツチフキより大きい。
一方でツチフキはほとんど砂に潜らない。
飼育に必要なもの
ツチフキは簡単な設備があれば飼育することができる。
私個人の経験では飼育難易度は普通。
飼育に最低限必要なものは
- 水槽
- 水槽の蓋
- 底砂
- ろ過装置
- エアレーション※
である。
※エアレーションはろ過装置など、水槽環境や設備と相談です。
水槽
オススメは45~60センチの大きさの水槽。
ツチフキは最大でも10センチになるかどうかの大きさの魚であるため、本種だけ3匹ほどの数の飼育であれば45センチ水槽で終生飼育が可能。
あと、水槽には必ずしっかり蓋をしてほしい。
ツチフキは臆病で、人が水槽に近づくと驚いてとてつもなく暴れるので、蓋がないと間違いなく飛び出す。
蓋をしたら隅の隙間なども飛び出しができないように塞ごう。
底砂
底砂はこれじゃなきゃ絶対ダメというものはない。
大磯砂か田砂などの細かいものが良い。
逆に溶岩石のような先が尖ったものはやめておいたほうが良い。
ツチフキは底物であり、しかも上述のように結構暴れるので、ケガをしてしまう可能性がある。
ちなみに私は田砂を使用。
ろ過装置
何でもOK。
強いて言うなら酸素を同時に供給できる上部フィルターがオススメ。
45センチ水槽以上の大きさの水槽であれば上部フィルターが使える。
魚をあまり入れず、余裕をもって飼育するのであれば投げ込み式フィルターでも可能。
エアレーション
エアレーションは必須ではないが、あると重宝する。
エアレーションをおこなう目的は、水中への酸素供給や油膜の除去である。
酸素は水温が上がるにつれて水に溶けにくくなる。
そのため、水温が高くなる夏場ではできる限りやったほうが良い。
また、水面に油膜(油みたいな膜が張る減少で、正体は微生物の死骸)が張ってしまったとき、エアレーションをすれば水面が揺れて油膜を除去してくれる。
上部フィルター、投げ込み式フィルター、底面フィルターはエアレーションをろ過とともに行ってくれるため、これらをろ過装置として使っている場合は無理してエアレーションをやる必要はない。
それでも夏場の高水温が心配であれば、別個で夏場の間だけでも設置するのはアリ。
ヒーター
ヒーターはあってもなくてもどちらでも良い。
日淡魚なので、寒さには耐性があるからだ。
ただし、季節の代わり目や1日で室温・水温が急激に変化するような場所に水槽を設置してる場合は、加温というよりも水温の安定という目的で設置することは大いにアリ。
水草
混泳相手やお好みで水草は決めて大丈夫。
水草の上で一息つくツチフキ。
水景に緑がほしいとか、レイアウトを気にするならアナカリスやマツモを放り込んでおけば無難。
水草と産卵の関連性は不明。
ただ、水草を植える場合は底物であるツチフキの遊泳スペースがあまり狭くなりすぎないように注意しよう。
ツチフキは積極的に泳ぎまわる魚ではないが、底物飼育の基本として、底面の遊泳スペースをしっかり確保し、常に底砂の清潔を保つことが長期飼育のポイントになる。
水草を植えすぎて底砂の掃除ができないような状況にはなるべくしないほうが良い。
小さな石などで隠れ家を作りつつ、遊泳スペースは広めに確保しよう。
広めの遊泳スペースを確保することは、底砂の掃除のしやすさにも直結する。
餌
餌は川魚の餌から冷凍アカムシまで何でも食べるが、環境変化などで突然食べなくなってしまうことがある。
そのときは色々な餌をあげて根気よく慣らそう。
ちなみにツチフキは口がかなり小さいので、小さめの細かい餌を与えるのがオススメ。
ちなみに我が家では↓の川魚の餌と冷凍アカムシを使用している。
採集ではなく、ツチフキをショップなどで購入する場合、店で与えていた餌を聞き、それと同じものを与えるのもオススメ。
混泳
ツチフキは非常に大人しく、性格だけ見ると混泳向きである。
ただし、底物であり、口が小さく、餌食いも遅いので、動きの早いタナゴや、底物でないが大食漢で底の沈んだ餌を漁るフナとはベストな相性ではないと思う。
一番のオススメは、底物は底物だけで飼うか、上層を泳ぐ性質が強く底まで降りてこない魚と混泳させること。
中でも特にすすめたいのがドジョウ類だ。
私はシマドジョウと混泳させている。
飼育例
これは私が実際にツチフキを飼育している水槽である。
写真は立ち上げ当初のものだが、設備は今現在もずっと変わっていない。
水槽・・・45×32×23(水量26リットル)
底砂・・・田砂
ろ過・・・水作エイトM(投げ込み式フィルター)
ライト・・・適当なLED
生体・・・ツチフキ1、シマドジョウ1、オオシマドジョウ1、ヤマトヌマエビ1
換水・・・毎週3分の1で換水しつつプロホースで底砂掃除
ツチフキは当初2匹いたのだが、1匹だけ突然拒食になり、死んでしまった。
ツチフキは砂に潜らないが、シマドジョウはかなり潜る。
ツチフキとの差別化もできていて、良いタンクメイトである。
以上が飼育例になる。
ツチフキの長期飼育のポイントとしては
- 餌がしっかりツチフキに行き渡る環境
- 底砂をしっかり掃除して清潔を保つ
- できるだけ大きな水槽で飼う(最低でも45センチ↑推奨)
の3つがかなり重要だと思う。
あと、これは個人的に飼育してみての経験則なのだが、ツチフキは結構神経質な魚だと感じた。
私がツチフキ飼育で失敗してしまったパターンは、飼育を始めてから1ヶ月くらい経ち、突然餌食いが悪くなり、徐々に痩せていって死ぬ・・・というものだった。
同居させていたドジョウは何ともないし、水換えはコケなどの様子を見ながら定期的に行っていたのにもかかわらずだ。
ツチフキはとにかく臆病で、物音や光に反応して暴れまくることが多かった。
当然こういった行動は飛び出しにも繋がるし、狭い水槽もストレスになるだろうと思う。
以前に、60センチのワイド水槽でフナやタナゴ類と混泳させていたのだが、餌の食いっぱぐれを憂慮して45センチの専用水槽を立ち上げて移したら、拒食してすぐに死んでしまった・・・ということもあった。
タナゴやフナ、ドジョウなどの他の屈強な日淡魚と比べると、飼育難易度はやや高いかもしれない。
当記事がツチフキの飼育に少しでも参考になることを切に願う。
レイアウト迷走中? 2019.03.29 熱帯魚45センチ水槽&日淡底物水槽
我が家には現在6つの水槽があって、そのうち45センチ水槽が3つあります。
今回は、そのうちの2つをまとめて近況報告しながら、今後のレイアウトなどを考えたりしようと思います。
雑記的な記事になりますが、お暇な方はご覧ください
目次
現在の水景
現在、どちらの水槽もレイアウトに関して絶賛迷走中、悩み中です。
(正直サイズアップしたい・・・!)
熱帯魚45センチ水槽
まずは熱帯魚45センチのほうから、今はこんな感じになってます。
では少し前の写真と比べてみましょう。
あれ、妙にスッキリ・・・というか、むしろ閑散としてないかって?
ええ、水草を一部撤去したからこうなりました。
ポットに入った陰性水草ミックスと、後ろのガガブタを撤去したのです。
撤去した陰性水草とガガブタは今60センチワイドの底物水槽にいます笑
撤去した理由ですが、陰性のほうはコケまみれになって汚くなってしまったのと、ガガブタは45センチ水槽じゃ狭そうだったので移動しました。
特に撤去した陰性水草ミックスはひどいコケまみれでした。
でも底物水槽に移したらミナミヌマエビが数日で綺麗にしてくれました。
実はこの水槽、水草の使用でかなり悩んでます。
特に強いライトを使っているわけではないのですが、すぐに茶コケまみれになって、葉が汚くなってしまったり枯れてしまいます。
生体も過密にしておらず健康的で、どうやら水草だけコケにやられてしまう感じです。
大磯だし水質合わんのかな?っていうのもありそうだけど。
一応コケとり生体でヤマトヌマエビ5匹、石巻貝1匹いるのですが、全然コケを食べてくれず・・・。
マツモもあまり状態がよろしくない。
じゃあこれからどうレイアウトするか・・・。
現段階の構想では、アマゾンフロッグピットでも浮かべてみようかなって考えてみます。
経験上、フロッグピットならこういう水槽でも大丈夫だったので。
日淡底物水槽
日淡底物水槽はこんな感じになってます。
黒のバックスクリーン貼り直したいな~。
今までは100均で買った布を切り取って貼り付けてたんだけど。
自然の川底みたいに、適当に小石を散らしている簡素なレイアウトです。
飼育中のシマドジョウが砂にかなり潜るので、砂場は広くとっています。
ツチフキがいるのですが、だいたい石の後ろに隠れてます。
あと、枯れかけたアナカリスを入れたら、色鮮やかな新葉を出して再生し始めました笑
アナカリスすげえな・・・。
タンクメイトはシマドジョウ、オオシマドジョウ、ツチフキ、ヤマトヌマエビが全て1匹ずついます。
生体も少ないのでろ過器は水作のMサイズ1機のみでエアレも兼ねていますが、もっと強力なろ過装置を買うべきだったでしょうか。
この水槽は水換えのたびに石を追加し、徐々にレイアウトをいじっている感じです。
ツチフキが異常にビビリなのと、ドジョウが頻繁に砂に潜るので、隠れ家を作ることと砂場のスペースを広めに確保することのバランスをうまくとっていきたいですね。
砂場を広めにとらないと掃除もしにくくなりますし。
今は、ろ過装置をどうしようか悩んでいる水槽です。
小型水槽は向いてない?
最近気付きました。
30センチ規格から90センチに至るまで、あらゆるサイズの水槽でアクアをあってきたのですが、どうも私には60センチ未満の水槽はあまり好みじゃないなって。
だって結局水槽を大きくしたくなるんですよ。
水草だって大きくなるものもいるし、レイアウトだってもっと思いっきりできるし。
多分小型の水槽で魅せるための私のセンスに大きな問題もありますが、やっぱりそれなりの大きさの水槽で、のびのびと育った水草や、そこで泳ぐ魚たちを見ていたいんだなって。
アクアをやっている方は誰しもが何かしらのこだわりや信念、価値観を持っていると思います。
アクアをやって10年以上、ようやく1つの自分のこだわりに気付きました。
60センチ未満は超小型や!30も45もボトルも一緒や!(ヤケクソ)
あ、小型水槽だと水換えはかなり楽ですね。
バケツ1杯分とか、水場と水槽部屋の往復の回数が少なくなりますからね笑
生体たち
チェリーバルブ
3匹飼育していて、オス1メス2という比率です。
こっちがオス
メス
チェリーバルブって本当に真っ赤に染まって美しい魚ですよね。
もっと環境が良ければ、もっと赤くなるのかな?
特にオスが赤く発色するので、繁殖期のオスは見物ですね。
ただ、繁殖期のオスは結構気が荒くなります笑
同種であれば追い回すことも普通でした。
パキスタンローチ
ちょっと癖の強いドジョウの仲間。
後姿もいいね!
よく水温計にいたずらして落とします・・・笑
やめてくれよ・・・(絶望)
シマドジョウやマドジョウなど、日本のドジョウも飼育しているから分かるのですが、パキスタンローチは本当によく泳ぎます。
他の魚によくちょっかいを出します(特にパールグラミー)。
パールグラミーにはたまに怒られて追い掛け回されてます。
こうした光景を見ていると、神経質な魚や同種との混泳は向いていませんね。
以前パキスタンローチは2匹いたのですが、一方が追い回してひどかったです。
彼が興味を抱く基準って何なんでしょうね?
遊泳層が違うパールグラミーにめちゃくちゃちょっかい出すのですが、チェリーバルブには無関心なのです。
他には、前に1年ほど小型カラシンやトランスルーセント・グラスキャットなどと混泳させていたのですが、彼らにも無関心だったんですよねえ。
とりあえず、よく泳ぎ、色々なところを遊泳しているので、60センチ以上の水槽でもっと伸び伸び泳がせてやりたいな~って言う気持ちも強いです。
やはりサイズアップしか・・・!
パールグラミー
ホームセンターで売れ残っていた個体を3か月ほど前に購入!
よくコケか何か分からないけれど突いてます。
グラミーってよくこういう光景ありますよね。
やんちゃなパキスタンローチの良い相棒です。
よく怒ってパキスタンローチを追い回しています笑
てかパキスタンローチを追い回せるって結構が気強いんだなって思います。
ちょっかい出されても反撃してるってことですからね。
パールグラミーは給餌の際、水面に浮いたものをメインに食べます。
餌は私はネオプロスを与えています。
食べるペースがあまり早くないので、沈降性の餌も同時に与えてそっちに素早いパキスタンローチの気をそらしています。
給餌の際にちょっと注意するだけでかなり良いタンクメイトだと思います。
いつかサイズアップしたときには、仲間も増やしてあげたい!
・・・気が強いから喧嘩しなきゃいいけど。
シマドジョウとオオシマドジョウ
日淡底物水槽のブラザーズです笑
底床の田砂が気に入っているらしく、ほとんど砂に潜って滅多に出てきません。
オオシマドジョウは大きいほう、シマドジョウは小さいほうという区別をしているので、2匹が分からなくなることはありません。
餌食いは反応が遅めで、沈降性の餌を撒いてそれがふやけ出したころに出てきます。
動きの早い魚と混泳させてたら間違いなく餓死しますね・・・。
ある程度はレイアウトなどで解決できると思いますが。
ツチフキ
この水槽には現在ツチフキが1匹います。
実は2週間ほど前までは2匹いたのですが、1匹死んでしまいました。
餌を食べているのにみるみる痩せていって、最期は衰弱死していました。
原因はよく分かりません。
今いる1匹は亡くなった個体とは正反対で、なかなか餌に興味を示してくれません。
体型を見るに食べてはいるのでしょうけれど、実際に餌を口にしているところを見たことがないのです。
色々な餌を与えましたが、少なくとも私の前では食べてくれません。
多分夜中などに食べているのかと。
ツチフキは夜行性ではないはずなんですけどね。
この子はさらにめちゃくちゃビビリで、物音を立てようものならものすごく暴れまわって大変です。
水槽に蓋をしていますが、ちょっとの穴からでも飛び出す勢いなので穴はほぼ塞いでいます。
蓋が無かったら多分この子は干からびて死んでいるでしょうね・・・。
・・・というわけで、ツチフキの餌食いとか色々観察したいのですが、今のところ全然できていない状況です。
水槽をなんとか横から見たりして、体型や体表に傷や病気がないかはチェックしているのですが、それだけです。
いつかちゃんと前に出てきてくれるのでしょうか。
もしかしたら、生体が少なすぎるのかなあ。
でもこれ以上入れるとしたらサイズアップしたいし、非常に悩んでます。
多分2~3匹いれば緩和されると思うんですが・・・。
iZooに行ってきた その3 苦手だけどヘビ編
実は私はニョロニョロしたものが小さい頃からずっと苦手だ。
釣りは好きだが、餌のミミズもゴカイもイソメも触れない。
それでも、iZooのヘビたちは見ていてとても面白かった。
今回は、うんちくを混ぜながらもそんなヘビたちを紹介していけたらと思う。
※この先はヘビが写真付きで沢山出てくるので、もし苦手な方はバックお願いします。
↓一応以下の記事の続きですが、見てなくても今回の記事は読めます。
目次
- 苦手と好奇心
- ズグロニシキヘビ(Aspidites melanocephalus)
- ナタールニシキヘビ(Python ebae natalensis)
- ブラックマンバ(Dendroaspis polylepis)
- ヒメハブ(Ovophis okinacensis)
- シンリンガラガラ(Crotalus horridus)
- アカドクハキコブラ(Naja pallida)
- エチオピアアダー(Bitis parviocula)
- ビルマニシキヘビ(Pyhon molurus bivittatus)
- トゲブッシュバイパー(Atheris squamigera)
- タイコブラ(Naja naja kaouthia)
- キングコブラ(Ophiophafus hannah)
苦手と好奇心
iZooは爬虫類専門の動物園だ。
当然ながら私の苦手なヘビもいる。
確かにヘビは苦手だが、1つの観察対象として見るととても面白いと思う。
強力な毒を持つもの、ただただ巨大なもの、綺麗な色をしているもの・・・など、これを機に私もヘビについて勉強しようと思う。
↓お触りコーナーにて。爬虫類好きの連れは嬉々と触っておりましたとさ。
ズグロニシキヘビ(Aspidites melanocephalus)
オーストラリアに生息する全長3mほどのニシキヘビで、ズグロとは「頭部が黒い」という意味。
砂漠地帯や荒地、森林にまで生息し、日中は穴を掘ってその中で暮らす夜行性。
爬虫類が好物で、小型の哺乳類も襲って食べるそう。
実際は↓のような頭をしている。
この頭の黒い部分は幼体期から老体期に至るまで、ずっと黒いのだそうだ。
By en:User:Dawson - https://commons.wikimedia.org/w/index.php?curid=1697775
ナタールニシキヘビ(Python ebae natalensis)
別名アフリカニシキヘビ。
アフリカ大陸最大のヘビで、全長は最大で7mを超える。
砂漠地帯を除くアフリカ全土に生息し、水辺を好むが人家にまで現れることもある。
稀に人間を絞め殺す死亡事故も起きている。
アフリカニシキヘビは毒は持たないが、その代わり強力な力で敵を締め付けることができる。
その力で小型のシカなどの哺乳類や他の爬虫類、ワニをも丸呑みにしてしまう。
喉を通ることのできる大きさの恒温動物であればとりあえず丸呑みにするらしい。
アフリカニシキヘビのように、ヘビが大きな獲物を丸呑みできるのは皮膚に柔軟性があり、顎と頭骨の結合が緩く、大きく口を開けられるからだ。
ただし、その分消化には長い時間がかかる。
ブラックマンバ(Dendroaspis polylepis)
アフリカに生息する毒蛇で、大きさは4mほどになる。
主食は鳥類や哺乳類。
毒蛇の中では後述のキングコブラに次ぐ2位の大きさだが、非常に強力な毒を持つ。
世界最強の毒とまで言われているほど強力な毒を持つのである。
ちなみに、ブラックマンバの"ブラック"は「体が黒いヘビ」という意味ではなく、口の中が黒いことに由来する。
基本的には神経質で、出会った相手に片っ端から攻撃をしかけるというよりも、むしろ逃げようとするらしい。
だが、ちょっかいを出したり、一度怒らせると強力な毒を武器に猛攻をしかける。
また、かなり素早く滑りながら動くことができ、最大で時速20kmほどは出せるそうだ。
世界最強の毒を持つヘビが時速20kmって・・・。
毒は神経毒と心臓毒を持ち、血清がなければ20分で死に至るほど強力である。
死亡事故も起きており、世界で最も人間を殺したヘビとも言われる。
ヒメハブ(Ovophis okinacensis)
日本固有種のヘビ。
体長は最大で80センチほどで、沖縄や奄美に生息している。
実は毒を持っている毒蛇だが、毒は弱いので噛まれても死ぬことはないし、実際死亡例もない。
沖縄などに棲んでいるわりには暑さが苦手で、夜行性。
もともとが太く短い体型をしているうえ、獲物を呑みこんで一時的に膨らんでいたものが勘違いされ、「ツチノコ」というUMAにされたと言われている。
またヒメハブは卵が孵化するのが早く、3日もあれば孵化できるという。
さらに既に孵化した状態で生まれてくる場合もあり、卵生だが卵胎生に近い特徴をもつ。
シンリンガラガラ(Crotalus horridus)
アメリカ北東部に生息するガラガラヘビの一種。
毒蛇で、ネズミなどを主食としている。
現地では山を歩く際などに噛まれる事故が度々あるので要注意動物らしい。
ガラガラヘビと言えば、赤ちゃんのガラガラのような節状の特徴的な尾が特徴。
この節状になった尾をこすり合わせて音を出す。
シンリンガラガラの場合、脱皮をして成長するごとに、尾の中に皮膚片が残り、それがガラガラの音を大きくするとのこと。
アカドクハキコブラ(Naja pallida)
アフリカ東南部に生息し、体が深紅色をしたヘビ。
世界一美しいコブラと言われ、私自身もヘビを初めて美しいと思ったほど笑
カエルやネズミを食べ、さらに毒を持つ。
毒をスプレーのように噴射し、狙った場所に正確に飛ばすことができる。
さらに敵の目を狙う習性があるので危険。
毒が人間の目に入ったら失明するとのこと。
このヘビは目もうろこで覆われており、脱皮する際は目も一緒に脱皮する。
iZooによると、脱皮が近くなると目が白濁してくるとのこと。
エチオピアアダー(Bitis parviocula)
エチオピアの標高2000m~2800mくらいの高地帯に生息するヘビ。
最大で1.2mほどになり、動きも遅いとのこと。
夜行性でネズミなどの小型の齧歯類を餌としていると言われている。
捕獲例が少ないため情報や写真も乏しく、希少性がかなり高いヘビ。
ビルマニシキヘビ(Pyhon molurus bivittatus)
東南アジアや中国南部に生息する巨大なヘビで、人間を呑みこんだ例もある。
体長は5~7mで、体重は90キロにまで達し、胴回りの太さは電柱くらいの太さになる。
若い個体は樹上生活を送るが、大きくなるにつれ樹上生活に適さなくなり、地上生活をするようになる。
水中を泳ぐこともでき、30分間連続で潜水していられるとのこと。
ちなみに、目はほとんど見えない。
その代わり舌が嗅覚を感じ取り、さらに下顎の先が熱感知センサーになっているので、目が悪くても獲物の位置をわり出すことができる。
哺乳類などの小動物を餌としており、体を締め上げて窒息させてから呑みこむ。
見た目の割に性格は大人しいため、ペットとして飼育する愛好家もいる。
エキゾチックアニマルのペットとして地味に人気があり、品種改良までされているとのこと。
環境破壊による生息地の減少や密漁などで数を減らしている。
トゲブッシュバイパー(Atheris squamigera)
アフリカ中央部の密林などに生息するヘビ。
毒を持つ毒蛇であり、さらに鱗が針状という、見た目がなんだか攻撃的なヘビ。
樹上生活をし、爬虫類や小型の哺乳類、両生類を餌としている。
擬態のためか様々な色彩に変化することができる。
↓iZooのFace Bookにもっと写りの良い写真が載っているのでどうぞ
タイコブラ(Naja naja kaouthia)
東南アジアに生息するヘビで、毒を持っている。
主にネズミを餌としている。
持つ毒は強い神経毒であり、噛み付くことによって注入する。
さらに田畑という人間に身近な場所に生息することから、噛まれて死亡する事故も多い。
写真の個体は突然変異種のアルビノ個体であり、iZooではアルビノ個体のみを飼育しているとのこと。
中国の一部などでは食用にされているとのこと。
キングコブラ(Ophiophafus hannah)
その名の通り、コブラの王様とも呼ばれる存在で、世界最大の毒蛇。
全長は4mほどになり、最大で5.5mのものが確認されている。
東南アジアやインドの熱帯雨林に生息し、主食はなんと他のヘビ!
学名の前半部分の"Ophiophafus"は「ヘビを食べるもの」という意味である。
普段は首を広げておらず、普通のヘビにしか見えないが、怒ったりして立ち上がるとコブラ特有の首の膨らみを見せて威嚇をする。
↓こんな感じに膨らむ。
https://commons.wikimedia.org/w/index.php?curid=5067158 By Homonihilis
体の大きさもさることながら、毒も強力であるため、非常に危険なヘビである。
キングコブラは大量の神経毒を出し、獲物を動けなくして捕食する。
この大量の毒は象をも殺すことができ、人間の死亡事故も発生している。
また、自分より体長が大きいニシキヘビに勝負を挑み、互角の戦いを繰り広げたというニュースもある。
インディカ繁茂中! 2019.03.25 大磯水草レポート
今回は、1か月半ぶりくらいに大磯水草水槽の近況報告です。
タイトルの通り、インディカがかなり繁茂していて、45センチ水槽が手狭に感じるくらいです。
生体追加などはしていないのですが、暇つぶしにご覧ください。
目次
水景の変遷
2月10日
2月17日
3月4日
3月25日(現在)
3月入ったあたりから、スイッチが入ったかのようにインディカがものすごい勢いで伸びてきましたね。
水面を覆い尽くす勢いです笑
ロタラ・インディカ(Rotara indeica)
さっきからインディカインディカ言っているので、水草の紹介をしておきましょう。
一応生き物ブログなので・・・笑
ロタラ・インディカ
ミソハギ科のキカシグサ属に属する植物たちをまとめてロタラと呼びます。
ロタラはキカシグサ属の学名であり、ロタラ・インディカはそのキカシグサ属の一種ということになります。
ロタラと呼ばれるものにも色々あって、グリーン・ロタラ、ロタラ・ロトンディフォリアなどがあります。
何れもアクアリウムで人気&定番の水草で、育成の難易度も低いほうです。
このロタラ・インディカの特徴と人気は、上手く育てると先が赤く染まり、まるで水中で紅葉が色づくかのような姿を見せてくれることです。
私のはまだまだですが・・・
条件さえ整えば真っ赤になってくれるのですが、経験上、それには強い光量と適切な施肥、多めのCO2添加が必要みたいです。
私の場合、大磯砂を使っていることもあり、若干手間とハードルが上がっています笑
そこそこ美しく育てる、とりあえず生かしておく・・・みたいな育て方をするのであれば、かなり丈夫で育てやすいと思いますが、この植物の真価を発揮させるとなると手間や難易度は上がります。
例えば強光にするとコケがやって来ますしね。
※某大手通販業者のチャームさんによると、学名はRotala rotundifolia "Red form"ということにもなっています。
どうやら学名がまだ定まっていない新種だったり、不明の場合は流通名を学名として便宜的に記載しているみたいです。
その他の植物たち
当水槽はインディガが隆盛していますが、他にも植物は植えています。
ただ、このままインディカが水面を覆い尽くせば、背丈の低い陽性水草は枯れるかもしれません。
トリミングも考えていますが、同時に放置するとどうなるか見たいという好奇心もあるため、悩ましいです笑
当水槽唯一の陰性水草です。
陰性水草は強い光を当ててもそれほど光合成をしない(=成長しない)のですが、CO2を添加すると話はまた別です。
少しずつですが、徐々に株を増やしていってます。
これは私の推測なのですが、このままインディカのトリミングを放置すれば、インディカとこのミクロソリウムだけが残ると思います。
多分インディカの陰になって成長できるのは陰性水草である彼だけなので・・・。
以前別の水槽で、アマゾンフロッグピットで水面を占領されてもミクロソリウムは普通に育ってましたからね。
パールグラス
気泡をつけたインディカに移り込んでいます笑
実は当水槽立ち上げ時にはパールグラスも植えていたのですが、ヤマトヌマエビに食害されたり抜けたりして、数週間でいなくなってしまいました。
私の中でもう枯死したものだと思っていたのですが、なんと数日前にロタラに絡みつきながら生存していることを確認。
再び大磯砂に植えてあげましたが、着実に背丈を伸ばしている模様。
今後の行く末がとても気になっている水草です。
ブリクサ・ショートリーフ
大磯水草水槽立ち上げにあたり、色々ネットで勉強したのですが、大磯ではブリクサはうまくいく人といかない人にきっぱり分かれている気がします。
自分も実感しているところなのですが、どうしてか調子の悪い株とそうでない株があります。
そしてその原因は肥料不足にあるのではないかと考えています。
例えば↑写真の3枚目の2株は調子がそれなりに良いのですが、実は彼らのところにだけ、追肥を行っています。
それ以外の追肥は立ち上げ以来一度もしておらず、実験的にその2つのブリクサの株付近にテトラクリプトを追肥しただけです。
大磯砂水槽では根からの栄養吸収が常に不足しがちになるため、今後は今調子が悪そうな株にも追肥して様子を見てみようと思います。
生体たち
前回の記事にもしましたが、グリーンネオンが全滅してしまい、少々寂しくなってしまいました。
青系の魚ってやっぱり映えますよね・・・。
もう4年目になる、我が家で一番古参のテトラたちです。
私は熱帯魚を初めてまだ日が浅いですが、初めて飼育したのもこの子たちです。
最初は6匹いましたが、今は4匹です。
飼い始めで分からないことも多く、不足もあった私ですが、ここまで育ってくれました。
本当はずっと生きた姿を見せていてほしいのですが、もう4年目だし、グリーンネオンのこともあったし覚悟はしてます。
そして今度水槽を立ち上げ直した際には、もっと広い水槽でブラックウォーターを使った、流木中心のレイアウトを考えています。
本当に思い出が詰まった魚で、とても魅力的な魚ですね。
この子たちも3年目くらいの古参なのですが、見た目はちょっと地味です。
サイアミーズを導入してしまったのでなおさら模様がかぶってます笑
何でもよく食べ、丈夫で、性格も大人しく、問題を特に起こさないので、書くことがありません笑
でも、そういう状態が多分一番いいんでしょうね。
レッドテトラ
インディカが茂るにつれて水草に隠れてなかなか姿を拝めず、写真をとることが困難になってきました笑
レッドテトラは4匹いますが、うち3匹は数か月前に来た新入りたちです。
レッドテトラは他のカラシンと比べて口が小さく、給餌は注意しています。
グリーンネオンテトラがいなくなってしまい、小型の中の小型魚は当水槽内では彼らだけです。
口が小さいので彼らのためだけにメディフィッシュを与えています。
この小ささであればコリドラスたちと混泳しても大丈夫なのでは?と思い、60センチワイド底物水槽に引っ越しさせようか悩んでいます。
ゴールデンプリステラ
飼ったことのない色の魚を飼育したいと思ったのがきっかけで飼い始めた魚です。
導入は4ヶ月くらい。
普通のプリステラと迷ったのですが、あえてゴールデンにしてみました。
飼育は他のカラシンたちに準じますね。
非常に飼いやすく、大きな問題も起こしません。
あと、尾のつけ根が微妙に赤く染まるんですよね。
飼育する前は知らなかったのですが、美魚ですね、彼らも笑
サイアミーズフライングフォックス
この水槽は一時期とんでもない量のコケに覆われていた暗黒時代があります。
そこに光をもたらしてくれたのが彼らです。
導入4ヶ月くらいで、来た当初は体が白く、ひょろひょろだったので、こいつら大丈夫かってかなり心配した記憶があります笑
導入時(4ヶ月くらい前)。
ですが、どんどんコケを食べくれ、ものすごいスピードで成長していってます。
体格もしっかりして、導入時とは見違えるほど立派になってくれています。
個人的に、コケをガリガリガリと食べている姿がとても好きな魚なんですよね。
一度は飼育して見たかったので、願いが1つ叶った感じです笑
ただ1つ、徐々に気が強い面も出て来ました。
たまに同種や他魚を追い掛け回す光景をちらほら見るようになりました。
サイアミーズフライングフォックスは幼魚のときはコケを積極的に食べてくれ、大人しいのですが、大きくなるとテリトリーを持ったり、コケを食べなくなったり、グレる個体が多いみたいです笑
当然、個体差はあって大きくなってもコケばかり食べたりするのもいます。
私は気性が荒くなること覚悟で飼育しているのであまり深刻にはとらえていません。
バルーンラミレジィ
当水槽のアクセントになってくれている小型のシクリッド。
他の魚たちは細長めの体型をしているので、まん丸の体はやはり目立つ。
普段は大人しいのですが、給餌になると餌を独占しようとして他魚を追い払います。
本当、給餌のときだけ気性がかなり荒いです笑
あとフライングフォックスたちはラミレジィだけは絶対に追い掛け回しません。
水槽内でも力関係があるのでしょうか。
あるとしたら、ラミレジィ>サイアミーズ>その他っていう感じですね。
そんな一面もあるけれど、ホバリングをするような泳ぎ方が私は好きなので、とてもお気に入りの魚です。
いつかペアで単独飼育して繁殖行動も観察してみたいです。
当水槽にはコケ対策にヤマトヌマエビが4匹います。
ここ最近で最も驚いたのが、ヤマトヌマエビが放卵したことです。
私は3年ほどヤマトヌマエビとはアクアリウムにて付き合いがあるのですが、放卵って一度もなかったんですよね。
だから非常に感動しました笑
熟練の人や飼育歴がもっと長い人なら当たり前のことかもしれませんが、それでも嬉しかったです。
ただ、ヤマトヌマエビは放卵こそ淡水でできるものの、孵化は汽水でないと無理なので、このまま脱卵してしまったりするのが悲しいですね。
プライベートや仕事が落ち着いたら繁殖やってみようかな?
水草の陰をよーく目を凝らすと見つけられます。
狭い水槽ですが、彼らは隠れるのがとてもうまいのです。
実は、ミナミヌマエビも水槽にいます。
導入した・・・というよりは、底物水槽から陰性水草を分ける際紛れ込んだ個体なのですが、なんとこちらも放卵しています!笑
最初は、あれ・・・なんか増えてね?っていう感じだったのですが、放卵個体を見かけるようになったので確信しました。
インディカが茂ってきたおかげで、稚エビの生存率が上がったのでしょう。
カラシンはどうか分かりませんが、稚エビは見つかったらまずラミレジィに食われますからね。
今日はここまでです。
ご覧くださりありがとうございました!
また次回の報告をお楽しみに!!
DNAとは何か? どのような構造をしているのか?
ニュースなどでも当たり前のように耳にするようになったDNA。
今回は、DNAとは何か、遺伝子も意識しながら改めて分かりやすく解説しようと思う。
生物系、医療系のニュースや書籍などを見たときの知識として、助けになってくれたら光栄です。
続きを読むiZooに行ってきた その2 印象に残ったトカゲたち!
今回は、先日iZooを訪問した際の記録の続きです。
前回はカメ類を厳選して書いたのですが、今回は見物したトカゲ類の中から印象に残ったものを紹介・解説していきます。
情報が不足して書くのが大変な種もいましたが、よかったらご覧ください。
目次
- トカゲ類
トカゲ類
iZooの見どころでもあるトカゲたち。
今回はその中からいくつかを紹介する。
トカゲとかイグアナとかカメレオンとか色々いたのだが、とにかく紹介するには数が多いので、写真で上手く撮れた種などを優先した。
↓触れ合いコーナーでは愛くるしいトカゲに触ることも。
フィジーイグアナ(Brachlophus)
フィジーイグアナは総称で、ヒロオビフィジーイグアナ、タテガミフィジーイグアナ、ブラブラフィジーイグアナの3種をまとめてフィジーイグアナと呼ぶ。
中でもブラブラフィジーイグアナは2008年に発見されたばかりの新種だが、3種とも全て絶滅危惧種。
ブラブラフィジーイグアナ(Brachylophus bulabula)
前述のとおり、2008年に発見されたばかりの新種。
ブラブラ~なんてちょっと呑気な名前をしているが、ブラ(bla)とは現地の言葉で「こんにちは」という意味。
生息地は南太平洋のフィジー諸島の中央部である。
他のフィジーイグアナたちが乾燥した森林に生息するのに対し、本種は森林の中でもじめじめした湿地帯に生息するという違いがある。
あと、写真では不明瞭だが、他の2種と違い、首にU字型の模様があるとのこと。
新種であるため、まだ分かっていないことも多いが、絶滅危惧種でもあるため今後の保護と研究に期待したいところ。
ヒロオビフィジーイグアナ(Brachylophus fasciatus)
樹上生活をし、植物や果物を主食とするイグアナ。
大きさは最大で60センチほどで、鮮やかな緑色が美しい。
世界一美しいイグアナとも言われ、原産国のトンガ王国では国宝に指定され、このイグアナがデザインの切手まで発行されている。
日本でこの美しいヒロオビフィジーイグアナを飼育しているのはiZooだけで、保護の一環として繁殖も成功させている。
メルテンスオオトカゲ(Varanus mertensi)
オーストラリアに生息し、水棲性が強く、水辺(淡水域)を中心に活動している。
この水棲傾向の強さはオオトカゲ科の中で最も強いとのこと。
もちろん泳ぎは得意であり、水中の甲殻類や小魚、小動物を食べている。
成長すると1メートルほどになる。
iZooで色々なトカゲを見たけれど、写真のように水にどっぷり浸ってるのはこいつくらいだった。
キューバイワイグアナ(Cyclura mubila nubila)
何だか目がとても凛々しいトカゲ。
別名オオイワイグアナ。
オスは70センチほどになり、イワイグアナの仲間の中では最大の種である。
草食性で、植物や果物を主食としている。
絶滅危惧種であるため、ワシントン条約で規制されており、希少性が高いトカゲである。
本当にいい目をしてやがる。
サイイグアナ(Cylura cornuta)
アメリカのナヴァッサ島やハイチ、ドミニカ共和国のイスパニョーラ島に生息。
海岸や荒地、乾燥林を生息エリアにしている。
全長がなんと130センチにもなる大型のイグアナで、しかも見た目が結構ゴツくて恐ろしげだが、実は植物を主食とする大人しいトカゲ。
しかしながら本種も絶滅危惧種であり、iZooでも繁殖を試みている最中とのこと。
オマキトカゲ(Corucia zebrata)
南太平洋のソロモン諸島という島の固有種のトカゲ。
夜行性で、森林にて樹上生活を営み、植物や果実を主食としている。
名前の通り、長い尾を使って木や枝に巻き付くことができる。
実はトカゲ科最大種であり、大きいものは80センチ近くにもなる。
同じ科に属しているニホントカゲが10センチほどにしかならないことを考えると、いかに大きいかが分かるだろう。
また、卵胎生(腹の中で子供が孵化する)のトカゲであり、生まれた子供はなんと15~20センチという大きさで母親の腹から出てくる。
15センチとか聞くと、普通じゃん!と思うかもしれないが、これは母親の体の大きさの35%に相当するというとんでもない大きさである。
人間の赤ちゃんが母親の5%ほどの大きさで生まれてくることを考えるとその大きさに驚きを禁じ得ない。
さらに、母親が子育てをしたり、一度ペアになったオスとメスが長らく夫婦になり、そこに子供が生まれることから、家族や群れを作ったりする面白いトカゲである。
ハナブトオオトカゲ(Varanus salvadorii)
樹上で生活をし、尾がとても長いのが特徴的で、その長さは全長の3分の2を占める。
つまり体の半分以上が尾である。
全長は2.7mに達し、"世界で4番目に長いトカゲ"なのだそうだ。
樹上生活をするが、長い尾を上手く使って泳ぐこともできる。
またかなり凶暴な性格で、鋭い歯で鳥類や小型の哺乳類を捕食する。
オスとメスの区別が非常に難しいトカゲで、見分けるのが困難だとのこと。
また子供は生まれた地点で45センチくらいあるというまさに怪物。
その凶暴さや大きさ故か、英名ではCrocodile Monitorとつけられている。
まさに、「樹上のワニ」である!
一方で和名の"ハナブト"とは、大きく丸っこい鼻口部からつけられたものだそう。
尾よりも鼻なのか・・・(驚愕)
エグズーマツチイグアナ(Cyclura cychlura figginsi)
主食は植物だが、iZooによると、ハトのフンを好んで食べるらしい(驚愕)
残存個体数が1000頭を切っているという深刻な絶滅危惧種であり、保護活動が早急に進められている。
このイグアナが見られるのは日本でiZooのみ。
ストケスイワトカゲ(Egernia stokesii)
尾のトゲトゲが目を引くトカゲ。
食性は雑食性。
オーストラリアに生息し、岩場で群れを作って生活をする。
岩場の上を生活圏にしていたり、糞を特定の場所に溜め置くことから、空間認識能力に優れているとのこと。
大きさも25センチ程度であることから、ペットとしての人気も高い。
今回はここまで!
ご覧いただきありがとうございました。
↓次回はヘビ編です!
エイブリーの実験、ハーシーとチェイスの実験とは?
遺伝子の本体は何かということを巡り、様々な研究や実験がなされてきた。
その中でもイギリスの遺伝学者グリフィスは、遺伝子の本体を「熱に強い物質」ではないかと発表し、一石を投じた。
今回はグリフィスに続き、エイブリー(アベリー)の実験と、ハーシーとチェイスの実験を見ていこう。
↓一応この記事の続きとなっております。
目次
エイブリー(アベリー)の実験
エイブリー(アベリー)はカナダ生まれのアメリカ人研究者である。
エイブリーも、グリフィスと同様に肺炎双球菌を使って以下の実験を行った。
病原性を持つS型の肺炎双球菌を大量に培養して、容器に入れ、すり潰したのである。
グリフィスとは違って、熱は加えてないよ!
この地点で細菌は死んでいるものの、熱を加えていないのでタンパク質は変質せずに残っている。
そして、S型菌をすり潰して出てきたDNAとタンパク質が入った容器を以下のように分け、生きたR型を入れて培養したのである。
結果
すると、結果は①のタンパク質を分解してDNAのみを残した容器から、生きたS型の細菌が検出されたのである。
DNAを残したほうの容器からは、R型に混ざって一部にS型が出現した。
このことから、DNAが形質転換に作用することが示されたのである。
※形質転換=遺伝子の性質を変えること。
ハーシーとチェイスの実験
ハーシーとチェイスは共にアメリカの研究者で、共同で実験を行った。
彼らはT2ファージというウイルスを使った実験を行った。
今度はウイルスという別のものを使って、別のアプローチを仕掛けたんだね!
※実はエイブリーの実験では、S型肺炎双球菌をすり潰した溶液の中に、タンパク質とDNA以外のものが混ざっており、実験の結果、本当にDNAが作用したのかどうかの批判や突っ込みが懸念された。
そこでハーシーとチェイスはそれらに応えるためにも、実験を行ったのである。
ウイルスを使った実験
ファージはタンパク質とDNAのみからできているという非常にシンプルな体の構造をしたウイルスで、感染対象は大腸菌である。
ファージは人間ではなく細菌に感染するウイルスなんだね。
ファージは大腸菌に感染すると、その体内で増殖し、最終的に大腸菌の体を破って増殖したファージたちが出てくる。
つまり、この感染の際ファージから「何か」が大腸菌に注入され、最終的にファージが増殖するのである。
ハーシーとチェイスは、この「何か」こそが遺伝子の正体であると考えたのである。
しかも、ファージはDNAとタンパク質からのみできているので、答えは二択である。
過程と結果
まず彼らはDNAを標識(マーキング)したファージと、タンパク質を標識したファージを用意し、大腸菌に感染させた。
これらを標識したのは後に分かりやすくするためである。
そして、ファージが付着(感染)した大腸菌を、それぞれファージごと遠心分離した。
遠心分離をすると、軽いものは漂い、重くて大きいものから容器の底に沈殿する。
ちなみに大腸菌はファージより大きいので、大腸菌が一番底に沈殿する。
だから大腸菌に注入された「何か」も、大腸菌と一緒に沈殿するはずである。
その結果、大腸菌とともに沈殿したのは標識したファージのDNAだった。
一方で、タンパク質を標識したほうは、沈殿物からは標識したものが見つからなかった。
よって、注入された「何か」はDNAであることが判明した。
そして、このハーシーとチェイスの実験と、これまでのグリフィス、エイブリーの実験を通し、それらの結果をもって、遺伝子の正体がDNAであることが完全に証明されたのである。
まとめ
- エイブリーはグリフィス同様に肺炎双球菌を使って実験を行い、遺伝子に変化をもたらすものはDNAであることを突き止めた
- ハーシーとチェイスはT2ファージというウイルスを使うという違ったアプローチで実験を行った
- ハーシーとチェイスの実験と、これまでのグリフィス、エイブリーらの実験結果をもって、遺伝子の本体がDNAであることが完全に証明された