生きるものに魅せられて

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自然、生物の知識や飼育法などを分かりやすく発信するブログ

新生代はどんな時代だった?人類はどう進化した?

 

これまで、地球が誕生する先カンブリア時代から古生代中生代をざっと見てきたが、とうとう新生代に入る。

新生代は人類の歴史が始まる時代であり、今まさに私たちが生きている時代である。

 

※一応前回から続いています。

inarikue.hatenablog.com

 

 

目次

 

新生代の始まり

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新生代からは、生物がだいぶ小型化し、10mを超えるような大型なものは海にいる鯨くらいしかいない。

 

かつての古生代石炭紀のように高い酸素濃度があるわけでもなく、温暖な時期と寒気が繰り返されるし、気候変動も激しい。

 

m超えの虫なんて見ないもんね。

 

 

中生代白亜紀末では、地球史上最悪の生物の大絶滅が起こった。

この大絶滅を逃れたわずかな生物たちは主に小型な生物たちであり、彼らを中心に徐々に生物は多様性を増していく。

 

第三紀

時期:6000万~260万年前の約5700万年間

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特徴

  • 大絶滅を生き残った小型の生物が繁栄
  • 被子植物が多様化
  • 鳥類や哺乳類が繁栄
  • 寒冷な時期だった
  • 猿人の出現

 

 

 白亜紀末の大絶滅のその後は寒冷な時期が続いた。

寒さが続いたので、変温動物である爬虫類はさらに衰退し、森林も減少した。

 

すると今まで爬虫類が占めていた席が空き、そこを埋めるようにして、今度は恒温動物である哺乳類が隆盛した。

 

空きができたのは陸上だけではなく、海もだった。

哺乳類の中には海に戻る種までいたほどだ。

 

現在の鯨(くじら)がそうだと言われているよ!

 

哺乳類は元々、中生代三畳紀に出現したが、当時は恐竜や爬虫類の全盛期。

それらの餌とならないためにも、哺乳類は小型で夜行性で樹上生活をおくるものが多く、恐竜や爬虫類の陰でひっそりと暮らしていた

 

恐竜や大型の爬虫類がいなくなり、哺乳類はどんどん多様になっていく。

一方で植物も、被子植物を中心に、そして昆虫と共進化し合いながら多様化をすすめていく。

 

 猿人の誕生

今から700万年ほど前に、直立二足歩行をする猿人が出現した。

一度は耳にしたことがあるだろうアウストラロピテクスも猿人の一種だ。

 

哺乳類の多くは樹上生活をおくり、猿もその一種だったが、当然樹上生活をする生物の中でも競争が起こる

 

それは猿同士の争いだったかもしれないし、猿と他の哺乳類が競合したのかもしれない。

 

いずれにせよ、私たち人類の祖先となる種は樹上での競争に敗れ、地上生活を余儀なくされた種である。

 

自分から樹上生活をやめたというより、やめざるを得なかったと言われているよ!

 

地上生活を余儀なくされた猿たちは、握りこぶしを地面につけて歩く種など、何とか地上生活に適応しようとした。

 

そして中には直立二足歩行をするように進化した種がいたのだ。

それが猿人と総称されるもので、サヘラントロプス(700万年前)やアウストラロピテクス(400万年前)は猿人の一種である。

 

ちなみに彼ら(猿人)はアフリカで誕生し、行動範囲もアフリカ大陸のみだったようである。

猿人の化石はアフリカ以外からは発見されていないからだ。

 

猿人は脳の大きさは現代人の三分の一ほどで、かなり簡単にではあるが自然の石を道具として扱った

 

第四紀

時期:260万年前~現在

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特徴

 

第四期からは原人が登場し、いよいよ人類の歴史が始まる。

 

ところで、今のこの新生代第四期は別名氷河時代とも呼ばれている。

氷河時代とは簡単に言えば極に氷が存在する時代である。

 

そして氷河時代は寒い時期である氷期と、寒くない温暖な時期である間氷期を繰り返すのが特徴だ。

 

自分達は今氷河時代間氷期に生きてるんだね。

 

原人の登場

第三紀では、後のヒト科につながる猿人がアフリカから誕生したが、彼らは生まれた地を出なかった。

 

しかし同じくアフリカで生まれ、移動をしながら進化をしたものがいる。

原人(ホモ・エレクトゥス)である。

 

200万年前に出現し、原人(ホモ・エレクトゥス)は、初めて火を使用した。

猿人に比べ、脳の大きさももちろん大きくなっている。

 

原人の化石は猿人とは違い、世界に広く残っている

原人は移動をしながら進化したものだが、その移動先はアフリカ大陸からユーラシア大陸へ、アジア方面にすら及んでいる。

 

北京原人とかジャワ原人ホモ・エレクトゥスが移動してその地域で集団生活をしたものだよ!

 

旧人

今から30万年前には旧人が出現した。

旧人のことをネアンデルタール人と呼ぶが、正式名称はホモ・ネアンデルターレンシスである。

 

彼らは、脳をさらに発達させており、彼ら自身の化石と花の化石から、死者の埋葬という宗教的行為をおこなっていたとされる。

 

また、原人がユーラシア大陸、アジア方面に進出したのに対し、旧人が目指したのはヨーロッパである。

 

アフリカからヨーロッパに渡るには海(地中海)を渡る必要があった。

しかし彼らは船を作ったわけでもなく、泳いで渡ったわけでもない。

 

新生代の第四期は氷期間氷期が繰り返された時代で、氷期になれば河川や海ですら凍ってしまう。

旧人は、この氷期で海が凍った時期にヨーロッパに渡ったと言われている。

 

新人

20万年前には我々の直接の祖先である新人(ホモ・サピエンス)が登場した。

この新人こそが、今の我々(現代人)になる。

 

クロマニヨン人などが有名だね。

 

脳は他の猿人や原人、旧人よりも大きい(旧人との差はわずかと言われている)。

 

脳がもっとも発達した新人は世界中に移動した。

思考力が高まって洞窟の壁に絵を描いたり(洞穴絵画)、より高度に道具を使い武器としても使用した。

 

そして世界各地に様々な文明を形成した。

 

※「猿人」、「原人」、「旧人」、「新人」と分けて紹介したが、これらは進化の段階を表しているのはなく、あくまで種の違いを表しているだけである。

つまり猿人が原人に進化し、原人が旧人に進化、そして最終形が新人・・・という意味ではない。

新人も旧人も原人?を共通祖先とし、分化したものだとされている説もあるがよく分かっていない。

少なくとも、旧人は我々の祖先ではないとされている。

また、上記の分類は現在では使われなくなってきている(学会ではすでに使わなれないらしい)。

 

 

※人類の進化についてはまたいつか別に記事を作成してもっと深く知識をつけてからまとめます。