生きるものに魅せられて

自然・生物の知識を分かりやすく発信するブログ

インディカ繁茂中! 2019.03.25 大磯水草レポート

 

今回は、1か月半ぶりくらいに大磯水草水槽の近況報告です。

タイトルの通り、インディカがかなり繁茂していて、45センチ水槽が手狭に感じるくらいです。

生体追加などはしていないのですが、暇つぶしにご覧ください。

 

inarikue.hatenablog.com

 

目次

 

 

水景の変遷

2月10日

f:id:inarikue:20190325223128j:plain

 

2月17日

f:id:inarikue:20190325223848j:plain

 

3月4日

f:id:inarikue:20190325225455j:plain

 

3月25日(現在)

f:id:inarikue:20190325225411j:plain

 

3月入ったあたりから、スイッチが入ったかのようにインディカがものすごい勢いで伸びてきましたね。

水面を覆い尽くす勢いです笑

 

ロタラ・インディカ(Rotara indeica)

さっきからインディカインディカ言っているので、水草の紹介をしておきましょう。

一応生き物ブログなので・・・笑

 

ロタラ・インディカ

f:id:inarikue:20190325234834j:plain

f:id:inarikue:20190325234204j:plain

f:id:inarikue:20190325232547j:plain

 

ミソハギ科のキカシグサ属に属する植物たちをまとめてロタラと呼びます

ロタラはキカシグサ属の学名であり、ロタラ・インディカはそのキカシグサ属の一種ということになります。

 

ロタラと呼ばれるものにも色々あって、グリーン・ロタラロタラ・ロトンディフォリアなどがあります。

何れもアクアリウムで人気&定番の水草で、育成の難易度も低いほうです。

 

このロタラ・インディカの特徴と人気は、上手く育てると先が赤く染まり、まるで水中で紅葉が色づくかのような姿を見せてくれることです。

私のはまだまだですが・・・

f:id:inarikue:20190325235659j:plain

条件さえ整えば真っ赤になってくれるのですが、経験上、それには強い光量と適切な施肥、多めのCO2添加が必要みたいです。

私の場合、大磯砂を使っていることもあり、若干手間とハードルが上がっています笑

 

そこそこ美しく育てる、とりあえず生かしておく・・・みたいな育て方をするのであれば、かなり丈夫で育てやすいと思いますが、この植物の真価を発揮させるとなると手間や難易度は上がります

例えば強光にするとコケがやって来ますしね。

 

 

※某大手通販業者のチャームさんによると、学名はRotala rotundifolia "Red form"ということにもなっています。

どうやら学名がまだ定まっていない新種だったり、不明の場合は流通名を学名として便宜的に記載しているみたいです。

 

その他の植物たち

当水槽はインディガが隆盛していますが、他にも植物は植えています。

ただ、このままインディカが水面を覆い尽くせば、背丈の低い陽性水草は枯れるかもしれません。

 

トリミングも考えていますが、同時に放置するとどうなるか見たいという好奇心もあるため、悩ましいです笑

 

ミクロソリウムセミナロー

f:id:inarikue:20190325232535j:plain

f:id:inarikue:20190325232735j:plain

当水槽唯一の陰性水草です。

陰性水草は強い光を当ててもそれほど光合成をしない(=成長しない)のですが、CO2を添加すると話はまた別です。

 

少しずつですが、徐々に株を増やしていってます。

これは私の推測なのですが、このままインディカのトリミングを放置すれば、インディカとこのミクロソリウムだけが残ると思います。

 

多分インディカの陰になって成長できるのは陰性水草である彼だけなので・・・。

以前別の水槽で、アマゾンフロッグピットで水面を占領されてもミクロソリウムは普通に育ってましたからね。

 

パールグラス

f:id:inarikue:20190325232834j:plain

気泡をつけたインディカに移り込んでいます笑

f:id:inarikue:20190325233243j:plain

 

実は当水槽立ち上げ時にはパールグラスも植えていたのですが、ヤマトヌマエビに食害されたり抜けたりして、数週間でいなくなってしまいました。

 

私の中でもう枯死したものだと思っていたのですが、なんと数日前にロタラに絡みつきながら生存していることを確認。

 

再び大磯砂に植えてあげましたが、着実に背丈を伸ばしている模様。

今後の行く末がとても気になっている水草です。

 

ブリクサ・ショートリーフ

f:id:inarikue:20190325233318j:plain

f:id:inarikue:20190325233306j:plain

f:id:inarikue:20190325232521j:plain

 

大磯水草水槽立ち上げにあたり、色々ネットで勉強したのですが、大磯ではブリクサはうまくいく人といかない人にきっぱり分かれている気がします

 

自分も実感しているところなのですが、どうしてか調子の悪い株とそうでない株があります。

そしてその原因は肥料不足にあるのではないかと考えています。

例えば↑写真の3枚目の2株は調子がそれなりに良いのですが、実は彼らのところにだけ、追肥を行っています

 

それ以外の追肥は立ち上げ以来一度もしておらず、実験的にその2つのブリクサの株付近にテトラクリプトを追肥しただけです。

 

大磯砂水槽では根からの栄養吸収が常に不足しがちになるため、今後は今調子が悪そうな株にも追肥して様子を見てみようと思います。

 

生体たち

前回の記事にもしましたが、グリーンネオンが全滅してしまい、少々寂しくなってしまいました。

青系の魚ってやっぱり映えますよね・・・。

 

グローライトテトラ

f:id:inarikue:20190326004833j:plain

f:id:inarikue:20190325234859j:plain

もう4年目になる、我が家で一番古参のテトラたちです。

私は熱帯魚を初めてまだ日が浅いですが、初めて飼育したのもこの子たちです。

 

最初は6匹いましたが、今は4匹です。

飼い始めで分からないことも多く、不足もあった私ですが、ここまで育ってくれました。

 

本当はずっと生きた姿を見せていてほしいのですが、もう4年目だし、グリーンネオンのこともあったし覚悟はしてます。

 

そして今度水槽を立ち上げ直した際には、もっと広い水槽でブラックウォーターを使った、流木中心のレイアウトを考えています。

 

本当に思い出が詰まった魚で、とても魅力的な魚ですね。

 

ブラックネオンテトラ

f:id:inarikue:20190326004705j:plain

f:id:inarikue:20190326004632j:plain

この子たちも3年目くらいの古参なのですが、見た目はちょっと地味です。

サイアミーズを導入してしまったのでなおさら模様がかぶってます笑

 

何でもよく食べ、丈夫で、性格も大人しく、問題を特に起こさないので、書くことがありません笑

でも、そういう状態が多分一番いいんでしょうね。

 

レッドテトラ

f:id:inarikue:20190326000048j:plain

f:id:inarikue:20190325234822j:plain

インディカが茂るにつれて水草に隠れてなかなか姿を拝めず、写真をとることが困難になってきました笑

 

レッドテトラは4匹いますが、うち3匹は数か月前に来た新入りたちです。

レッドテトラは他のカラシンと比べて口が小さく、給餌は注意しています。

 

グリーンネオンテトラがいなくなってしまい、小型の中の小型魚は当水槽内では彼らだけです。

 

口が小さいので彼らのためだけにメディフィッシュを与えています。

この小ささであればコリドラスたちと混泳しても大丈夫なのでは?と思い、60センチワイド底物水槽に引っ越しさせようか悩んでいます。

 

 

ゴールデンプリステラ

f:id:inarikue:20190325234227j:plain

f:id:inarikue:20190325234215j:plain

飼ったことのない色の魚を飼育したいと思ったのがきっかけで飼い始めた魚です。

導入は4ヶ月くらい。

 

普通のプリステラと迷ったのですが、あえてゴールデンにしてみました。

飼育は他のカラシンたちに準じますね。

非常に飼いやすく、大きな問題も起こしません

 

あと、尾のつけ根が微妙に赤く染まるんですよね

飼育する前は知らなかったのですが、美魚ですね、彼らも笑

 

サイアミーズフライングフォックス

f:id:inarikue:20190326000109j:plain

f:id:inarikue:20190325234811j:plain

この水槽は一時期とんでもない量のコケに覆われていた暗黒時代があります。

そこに光をもたらしてくれたのが彼らです。

 

導入4ヶ月くらいで、来た当初は体が白く、ひょろひょろだったので、こいつら大丈夫かってかなり心配した記憶があります笑

導入時(4ヶ月くらい前)。

f:id:inarikue:20190203014252j:plain

f:id:inarikue:20190203014232j:plain

ですが、どんどんコケを食べくれ、ものすごいスピードで成長していってます。

体格もしっかりして、導入時とは見違えるほど立派になってくれています。

 

個人的に、コケをガリガリガリと食べている姿がとても好きな魚なんですよね。

一度は飼育して見たかったので、願いが1つ叶った感じです笑

 

ただ1つ、徐々に気が強い面も出て来ました。

たまに同種や他魚を追い掛け回す光景をちらほら見るようになりました。

 

サイアミーズフライングフォックスは幼魚のときはコケを積極的に食べてくれ、大人しいのですが、大きくなるとテリトリーを持ったり、コケを食べなくなったり、グレる個体が多いみたいです笑

 

当然、個体差はあって大きくなってもコケばかり食べたりするのもいます。

私は気性が荒くなること覚悟で飼育しているのであまり深刻にはとらえていません。

 

 

バルーンラミレジィ

f:id:inarikue:20190326004643j:plain

f:id:inarikue:20190326004654j:plain

当水槽のアクセントになってくれている小型のシクリッド。

他の魚たちは細長めの体型をしているので、まん丸の体はやはり目立つ。

 

普段は大人しいのですが、給餌になると餌を独占しようとして他魚を追い払います

本当、給餌のときだけ気性がかなり荒いです笑

 

あとフライングフォックスたちはラミレジィだけは絶対に追い掛け回しません。

水槽内でも力関係があるのでしょうか。

あるとしたら、ラミレジィ>サイアミーズ>その他っていう感じですね。

 

そんな一面もあるけれど、ホバリングをするような泳ぎ方が私は好きなので、とてもお気に入りの魚です。

いつかペアで単独飼育して繁殖行動も観察してみたいです。

 

ヤマトヌマエビ

当水槽にはコケ対策にヤマトヌマエビが4匹います。

f:id:inarikue:20190325232327j:plain

f:id:inarikue:20190325235749j:plain

f:id:inarikue:20190325235726j:plain

ここ最近で最も驚いたのが、ヤマトヌマエビが放卵したことです。

私は3年ほどヤマトヌマエビとはアクアリウムにて付き合いがあるのですが、放卵って一度もなかったんですよね。

 

だから非常に感動しました笑

熟練の人や飼育歴がもっと長い人なら当たり前のことかもしれませんが、それでも嬉しかったです。

 

ただ、ヤマトヌマエビ放卵こそ淡水でできるものの、孵化は汽水でないと無理なので、このまま脱卵してしまったりするのが悲しいですね。

プライベートや仕事が落ち着いたら繁殖やってみようかな?

 

水草の陰をよーく目を凝らすと見つけられます。

狭い水槽ですが、彼らは隠れるのがとてもうまいのです。

f:id:inarikue:20190325232351j:plain

f:id:inarikue:20190325231953j:plain

 

ミナミヌマエビ

f:id:inarikue:20190325234240j:plain

実は、ミナミヌマエビも水槽にいます。

導入した・・・というよりは、底物水槽から陰性水草を分ける際紛れ込んだ個体なのですが、なんとこちらも放卵しています!笑

 

最初は、あれ・・・なんか増えてね?っていう感じだったのですが、放卵個体を見かけるようになったので確信しました。

 

インディカが茂ってきたおかげで、稚エビの生存率が上がったのでしょう。

カラシンはどうか分かりませんが、稚エビは見つかったらまずラミレジィに食われますからね。

 

 

今日はここまでです。

ご覧くださりありがとうございました!

また次回の報告をお楽しみに!!