青系熱帯魚の代表種! グリーンネオンテトラの紹介
青系の熱帯魚といえば、ネオンテトラ、カージナルテトラ、そしてグリーンネオンテトラ。
今回は私のお気に入りでもあるグリーンネオンテトラの紹介!
目次
基本データ
【種名】
グリーンネオンテトラ
【学名】
Paracheirodon Simulans
【英名】
Green neon tetra
【分類】
【大きさ】
3.5cm程度
【生息地】
ブラジル(ネグロ川)、コロンビア(オリノコ川)
【水温】
20~28℃
【寿命】
2~3年
ネオンテトラ、カージナルテトラとの見分け方
この魚、ネオンテトラとカージナルテトラに外見が良く似ている。
しかしこの3種はそれぞれ全て別種。
これら3種は外見は似ているがよく見ると違いが分かる。
グリーンネオンテトラ
最大体長
小さい方から
カージナルは大きくなると4~5センチくらいになるよ!
体に入る赤と青のライン
上記の写真と見比べながら見てほしい。
グリーンネオンテトラは体に入る青いラインが尾のつけ根まで達する。
さらに、赤い部分もカージナルテトラなどに比べて少ない。
カージナルテトラは体の青いラインの下側が全て赤く染まる。
つまり、3種の中では赤い部分の面積が最も大きい。
一方でネオンテトラは、青いラインの下側は前方が銀色で、後方が赤色になっている。
青系熱帯魚の代表種
水槽に青系の魚を入れたい・・・と思ったらぜひオススメなのがグリーンネオンテトラ。
体を占める青い部分が最も多く、他の2種よりもその青さを実感できるからだ。
また、安価で入手が楽、丈夫で何でも食べ、大人しく、他魚と争うこともない。
混泳向きでこんな青い魚は他にいないんじゃないかな!
注意しなければならないことも
基本的に飼いやすいグリーンネオンテトラだが、飼育の上で注意しなければならないことがある。
大きさ
まず、体が他の魚よりも小さいことだ。
グリーンネオンテトラは最大になってようやくネオンテトラの平均サイズくらいである。
混泳向きではあるが、あまり大きな魚と一緒するのはNGだ。
例えばエンゼルフィッシュあたりだと食べられる危険性がかなり高い。
水草
次に、グリーンネオンテトラはカージナルテトラやネオンテトラに比べて草食傾向が強
い。
餌は何でも食べるものの、水草をかじる場合がある。
私の飼育経験ではグリーンネオンテトラによる食害はないが、柔らかい葉をもつ水草と一緒にする場合には注意してほしい。
繁殖
グリーンネオンテトラの繁殖は他2種同様難しい。
現在は、野生で捕獲した稚魚を輸入しており、ショップで売っているのはほとんどがワイルド個体ということになる。
突然変異で体色が変わることも
これは我が家で飼育中のグリーンネオンテトラ。
調べてみたところ、どうやらグリーンネオンテトラはたまに突然変異で色素異常が見られ、青色部分が白や黄色になる場合があるという。
ネオンテトラがかかる病気に「ネオン病」という厄介な病気があり、初期症状は色が白くなる。
やがて衰弱して死んでしまうのだが、このネオン病は他テトラに感染するため、見つけたら急遽隔離しなければならない。
しかし、この写真の個体はこのまま1年以上餌を食べて普通に生きているうえ、他魚への感染なども見られない。
どうやら致命的な病気ではなさそうだが、飼育している魚の異変の早期発見のためにも、毎日こまめに観察することを心がけよう。
もし飼育しているグリーンネオンテトラが突然白くなったら要注意してね!
※ネオンテトラにはアルビノネオンテトラやダイヤモンドネオンなどの品種改良種がいくつか出回っている。
グリーンネオンテトラの場合、改良品種はあまり聞かないので、グリーンネオンの品種改良種らしき種が売られていたら店の人に経緯を聞いてみるのも良いかもしれない。
終わりに
グリーンネオンテトラは実は私が初めて飼育した熱帯魚でもある。
水草水槽でも、そうでない水槽でも、キラキラ光る青いからだはとても美しく、家に水槽を見に来る人は「グリーンネオンが一番綺麗」と言ってくれた。
また、偶然ではあるが白くなってしまった個体を飼育できているのは何だかプレミア感があってたまに自慢したくなります笑
このように、ある日突然、変異種が誕生することも魚飼育の魅力ではないだろうか。
この記事を見た人がグリーンネオンテトラの魅力や興味を少しでも感じていただけるよう願っている。