三木野公園に行ってきた in 夏
連日の猛暑ですっかり参ってしまっている方も多いと思うが、みなさんはこの夏という季節をいかがお過ごしか。
自分が現在一人暮らしをしている青森県も"一応"暑いらしい。
"一応"というのも、1か月ほど前この地に初めて移り住んだのだが、正直あまり暑くない。
クーラーなんて今年はまだ2、3回しかつけてないし、夜は長袖Tシャツに長のジャージ、それに羽毛布団を用意して寝ている。
1階のアパートなので窓も開けていない。
青森県内でも地域差があるし、青森県の中でも寒いほうの地域に住んでいるのだから当たり前かもしれない。
けれども、日本各地で異常な猛暑が騒がれる中、地域によってこうも差があるのかと、住んでみてつくづく思うのである。
そういうわけで、暑さは控えめで何とか過ごせるのだが、不満なことが一つある。
セミの鳴き声がしない。
私はあらゆるものに対して奇妙なこだわりというものを沢山持っていて、
・暑くない夏は夏ではない
・セミが鳴かない夏は許せない
私が住んでいる地域は自然豊かではある。
ただ、そもそも天気が良くないことが多いせいか、セミの鳴き声を聞いていない。
というか、似たような環境だったら例えば秋田なんかはすごいセミの鳴き声してたぞ!などと思ってたり。
夏に大自然に囲まれながら甲高いセミたちの大合唱を聴くのが大好きなのだ。
というわけで、セミの鳴き声を求めて自転車でちょっと走ってたら木が生い茂った公園を発見。
木々が結構生い茂っていて、それによって日陰が作られ、かなり涼しい。
街中にぽつんとある、やや広めの公園。
ちなみに木が多いせいか虫が多かった。
もちろん、セミもいた。
よく分からない甲虫みたいなやつとか、夕方に空中に出現する蚊柱みたいなアレとか、とにかくたくさんいた。
この公園、涼しいところも良いところなんだけど、何よりも公園に入るとセミの大合唱が聞こえる。
街中ではセミの鳴き声が聴こえなかったので、ここだけはちょっとした異空間だ。
ほんの数分前まで街の中にいたのに、急に山林という別世界に入ったような感覚を体験した。
水も流れている。
水場があったり水が流れている公園は個人的に凄く好き。
魚がいればベストなんだが・・・いなかった・・・。
ちなみに自分は水を見つけると、じーっと中を覗きこんでしばらくの間我を忘れて生き物を探してしまう。
アクアリストの性なのだろうか。
偶然見つけた場所でこのような体験ができて幸せな一日だった。
ちょっとした幸せや感動って、やっぱり結構近くにあるんだな。
晴れた日は、気温がゆるす限りなるべく外に出てみよう。
どうやら今年もセミが鳴かない夏を過ごさなくて済むみたいだ。