『水族館の通になる』を読んで
この前、日本に水族館はいくつあるのかっていう簡単な記事を書いたんだけど、改めて水族館って謎が多い場所だと思わなイカ?
誰かと一緒に行ったときなど、ちょっとした雑学を披露できたら水族館をもっと楽しめるようになる一冊があるんですよ。(小声)
水族館の通になる―年間3千万人を魅了する楽園の謎 (祥伝社新書)
- 作者: 中村元
- 出版社/メーカー: 祥伝社
- 発売日: 2005/04/01
- メディア: 新書
- 購入: 1人 クリック: 21回
- この商品を含むブログ (29件) を見る
【「通」って言うからには内容が難しい?】
水族館のマニア向けに小難しいことでも書いてあるのかなって思ったんだけど、 全然そんなことはないですね。
一言で言うと水族館のトリビア本って感じかな。
私を含め一般の人が、なぜなんだろう?と素朴な疑問を感じることに答えた内容になっていて、非常に読みやすい。
例えば
・海や湖の底にトンネルなどを作って水族館にすることってできないの?
・日本って夏かなり暑くなるけど、ペンギンは大丈夫なの?
・飼育難易度が高い魚は?
・一番エサ代かかる生き物って何?
・展示している魚が死んだら食うの?
などなど
水族館でぼーっと水槽を眺めているとき、どうしてなんだろう?っていう多くの疑問に答えてくれるし、面白い。
難しいことは全然書かれていなくて本当にスラスラ読めます。
【水族館のスタッフになるには?】
水族館のスタッフというと、魚に餌をやったり、ダイビングスーツを着て水槽に潜ったり、イルカなどのショーを担当したり・・・要求されることが多いイメージだ。
しかし、水族館の飼育員になるために特別な資格は必要ないという。
募集をかけているところに普通に応募する感じだね。
例えばカナヅチでも飼育員になることが可能だという。
じゃあ誰にでもなれるものなのか?というとそうではないようだ。
水族館の飼育員の数は少なく、一つの水族館に20人もいれば多いらしい。
10人未満の飼育員で構成されるところがほとんど。
全国の水族館数が100程度なので、水族館の飼育員になるのはとんでもなく狭き門だ。
【水族館に行くのはいつがベスト?】
本書によると、お盆とゴールデンウィークはまず避けるべきだという。
できれば平日に行きたいところだ。
これは私も完全同意で、混雑していると水族館の楽しみが半減すると言って良い。
何より人混みは疲れるし・・・。
一日の時間帯では会館直後や閉館1時間前くらいがベスト。
この時間帯は人が少なく、また魚たちの給餌の時間となっている水族館が多いので、魚たちの貴重な姿が見られる可能性がある。
【終わりに】
自分はよく水族館に行くけれど、知らないことのほうが多かったので本書は非常に楽しめた。
・水族館をもっと楽しみたい人
・水族館のトリビアを披露して連れを楽しませたい人
・水族館についてもっと知りたい人
には絶対に損はしない一冊だと思う。
多分次はもっと注意して水族館を見てみよう。